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ドイツハイデルベルグ大学との共同研究についてプレスリリースを行いました

本田教授らは、ハイデルベルグ大学外科学病院 Büchler教授、Felix博士、ウィーン大学 Strobel教授らとの共同研究についてプレスリリースを行いました。

膵がんの前がん病変の一つである膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のうち、悪性所見があるが間質への浸潤のない高度異形(high grade dysplasia) IPMN (IPMN HGD) (非浸潤がん)を高い感度で検出する血液バイオマーカー(アポリポプロテインA2 アイソフォーム: apoA2-i)を発見しました。

IPMN HGD を健常者から発見する感度は70%で、現在臨床で利用されている膵がんバイオマーカーのCA19-9の感度15%に比較して圧倒的に高いことを見出しました。

IPMN HGDは病理学的に悪性所見を持つ非浸潤がん(ステージ0相当)と考えられます。非浸潤状態で手術できれば膵がんの予後の向上が期待できます。

本研究成果は、2021年11月14日にUICC (The Union for International Cancer Control :国際対がん連合)のofficial journal 『International Journal of Cancer』のオンライン速報版で公開されました。

https://www.nms.ac.jp/var/rev0/0037/8766/NMS-PressRelease-honda20220105.pdf

https://www.nms.ac.jp/college/topics/_13902.html

https://www.amed.go.jp/news/seika/kenkyu/20220120.html